虫歯はうつるんです!!
虫歯は遺伝?なんて聞いた事があるかもしれません。
正しくは、「虫歯はうつる」のです!!
極端な話、歯を磨かなくても、虫歯菌がいなければ虫歯にはなりません。毎食後、しっかり磨いているのに、すぐ虫歯になってしまう・・・。そんなあなたは、虫歯菌が非常に多いのかもしれません。当院では、簡単な「虫歯リスク検査」で、虫歯菌の量を測る事ができます。
その上で、虫歯菌が多かった場合は・・・
虫歯菌を特殊なお薬を用いて除菌する「3DS」という方法がお勧めです。
■ 3DS
(Dental Drug Delivery System)
薬の働きを最大限に発揮するように工夫された投与方法
虫歯は虫歯菌(主としてミュータンス菌)
による感染症です。
この主な原因菌であるミュータンス菌は、歯のみに付着して増殖するという性質がある為、歯のみに薬剤を使用することができればミュータンス菌を減少させることができます。
しかし、ミュータンス菌はバイオフィルムという細菌膜を歯の表面に形成しており、薬剤が直接効かない環境を作っています。
■ お子さんを虫歯から守るためにも
虫歯の主な原因菌であるミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはいないということが確認されているにもかかわらず、歯が萌え出すころから次第にお母さんからのキス・同じスプーンや箸を使っての食事などで唾液を介して感染することが判明しています。
■ 箸やスプーンに付着した
ミュータンス菌
特にWindow of infectivity「感染の窓」(1歳半~2歳半)と呼ばれるこの時期に感染することが最も多いと言われています。
しかし、この時期にお母さんのお口の中の健全な細菌をお子さんに移すことは、必要な事でもあるのです。
■ 虫歯原因の最初の感染時期
虫歯のリスク判定の検査(唾液検査)を受診し、その結果ミュータンス菌が多いと分かった時は3DSによる除菌を行い、 母子ともに虫歯のない快適な人生を送ることができるのです。